
6月22日は「うらほろマラソン」です。
そこで浦幌町立博物館ではトピック展「浦幌とマラソン」を開催中です。
かつて浦幌で開催されていた「スピードマラソン」に関する資料や、汰木健吾氏から寄贈された「うらほろマラソン」関係資料群を紹介しています。
小さな展示ですが、うらほろマラソンが多くの人々の参加と協力で、今年も盛大に開催されますよう、陰ながら応援しています。
2025年5月31日(土)〜7月15日(火)
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マラソンはもともと、戦争勝利の知らせを「伝令」として走りきった、紀元前450年のギリシャの兵士の故事に由来します。以来、長距離走は情報伝達手段として重要視され、その鍛錬のための競技会が各国で開催されてきましたが、情報伝達としての地位はやがて「駅伝」に座を明け渡します。日本でも戦前は「鍛錬競争」の名で盛んに駅伝が喧伝される一方、マラソンは開催されませんでした。
日本のマラソン大会の歴史は、戦後1947(昭和22)年開催の「福岡マラソン」が始まりで、まだ80年に及びません。戦後のマラソンは、それまでの軍事鍛錬や国威発揚の目的とは一線を画し、市民参加の平和の祭典へと変化しました。そのいっぽう、マラソンへの参加は長く男性に限られ、女性が公式に参加が認められたのは1975(昭和50)年。まだまだ歴史が浅いのです。
うらほろマラソンが、多くの人々の参加と協力で、盛大に開催されることを願い、博物館ではトピック展「浦幌とマラソン」を開催しています。

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