令和4年度浦幌町立博物館運営方針
浦幌町の多様な歴史、自然、文化に関する資料と情報を幅広く収集・保全し、地域の財産として将来へ引き継ぎ、多方面で活用していくために、浦幌町立博物館は次のような活動を展開します。
1.博物館法にもとづく登録博物館とすることで、浦幌町立博物館の果たす役割を明確化するとともに、社会教育法や博物館法にもとづく基本的な博物館機能の再点検や再構築をはかっていきます。
2.ホームページや博物館資料データベースを活用した、博物館情報のデジタル化やインターネット対応を進めます。
3.浦幌を中心とする東十勝や白糠丘陵一帯の歴史、文化、自然史の研究拠点、情報発信拠点として、国内外の各種機関との連携や協力を推進します。
4.収蔵資料の整理・登録作業、調査研究活動など、博物館活動の土台となる作業を重視した事業遂行に努めます。
5.図書館との複合施設である当館のメリットを活かし、事業やレファレンス、地域資料の収集や、収蔵資料の有効活用、情報発信など、共同で推進できる体制の構築をはかります。
6.停滞している東山防災倉庫の収蔵資料の搬出や吉野収蔵庫における資料整理活動を進めます。
7.町内のさまざまな学術資源を、新規に文化財等として指定するとともに、それらの保全と活用をはかる取り組みを進めます。
8.アイヌ振興法の考え方にもとづき、ラポロアイヌネイションやアイヌ民族文化財団と連携して、アイヌ民族の歴史や文化を発信する活動に取り組みます。
9.「国際博物館の日」や「文化財保護強調月間」「近代化遺産の日」などを軸に、全国の博物館や文化機関と連携した、多様な博物館事業を展開していきます。
10.次世代へつなぐ博物館のあり方について議論し、課題を整理して将来に備えます。
(2022年2月25日開催「令和3年度第3回浦幌町立博物館協議会」にて採択)