山階鳥類研究所がオオワシ標本を調査

iwami

2022年10月27日、山階鳥類研究所の岩見恭子研究員が来館され、当館所蔵のオオワシ剥製(標本)を調査されました。

自然史標本は、元来は採集年月日、採集場所、採集者などの採集情報がはっきりしていることが前提でしが、展示用の剥製のなかには、こうした採集記録の無いものも実は含まれています。これらの多くは、かつて学校などの公共施設および個人が所蔵していたもので、大半が採集情報が無く、教材用や装飾用として飾られていた経緯があります。

岩見さんは、ご自身も永く鳥類の剥製を作られる「剥製師」で、こうした採集情報のはっきりしない剥製について、その製作技法などから大まかな採集年代の特定ができないかと考え、各地に所蔵されている標本の調査に回っておられます。

当館ではオオワシ2個体のほか、最近寄贈された古いクマタカの標本などを調査していかれました。

クマタカの剥製を調査する岩見研究員

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