
今日、2025年6月14日は、夕方から厚内神社でお祭りです。16時から宵宮(よみや)、明日15日10時30分から本祭で、船神輿が練り歩きます。
いまは漁業のイメージが強い厚内神社ですが、もともとは明治時代に林業の神様を祀った「山の神社」と、大正時代に市街地に祀られた稲荷神社を、1943(昭和18)年に合祀したものです。現在地への移転は1955(昭和30)年。今年2025年は、現在地への鎮座70年にあたります。
ところで、厚内神社の創建年について、『浦幌町史』は1912(明治45)年、『浦幌町百年史』は1897(明治30)年と記していますが、当館による調査の結果ではいずれも誤りです。
2018(平成30)年に亡くなられた厚内の故木下茂さんが書き残している1902(明治35)年の記述がもっとも正しいと思われ、地域の方が直接歴史を語り継ぐことの意義をあらためて感じさせます。
曇り空が若干心配ですが、今日明日の厚内神社のお祭りが盛大に挙行されますよう、お祈り申し上げます。
写真は1955(昭和30)年、現在地に移転した厚内神社の落成式のようす(浦幌神社所蔵)。
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