鉄道開業120周年の記念式典と視察乗車を実施

2023年12月25日、音別〜浦幌間、鉄道開業120周年にあたり、町長、教育長、町議会議員、商工会長など町政や観光、教育の関係者15名により、音別から浦幌までの視察乗車を実施しました。

浦幌駅到着後は記念式典を開催し、井上町長、戸川JR北海道釧路支社長、山信田浦幌駅長より御挨拶をいただきました。

浦幌町は十勝で最初に鉄道が開業した町で、1903(明治36)年12月25日に北海道官設鉄道釧路線が音別から浦幌まで延伸開業したことにより始まります。当時、浦幌川下流の生剛地区に中心部のあった「生剛村」は、鉄道開業を機に市街地をわずか7年で浦幌駅一帯へ移転。村の名前も「浦幌村」と改称します。

このことは、音別〜浦幌間の鉄道開業が、現在の浦幌町の姿を決定づけていることを示しています。

開催にあたり、JR北海道釧路支社の皆様方にご協力をいただきました。ありがとうございました。

浦幌駅待合室で開催された記念式典。井上町長からの挨拶。
JR北海道釧路支社の戸川執行役員・支社長がかけつけて下さり、音別駅からの視察乗車に共にご乗車いただきました。浦幌駅での記念式典で御挨拶をいただきました。
式典では井上町長より山信田駅長へ花束の贈呈が行われました。左端は戸川JR北海道釧路支社長。
視察乗車の起点であり、今回の延伸区間の始まりである音別駅。
903(明治36)年12月25日に延伸開業した音別駅(釧路市音別町)から浦幌駅までの視察乗車を実施し、現在の同区間の状況や列車の状況を体験いただきました。
浦幌驛構内に残る危険品庫は1907(明治40)年の築造で、「日本最東端のランプ小屋」と言われている鉄道遺産です。
1903(明治36)年12月24日告示の北海道庁告示第811号。「当庁所管鉄道釧路線音別浦幌間で、来たる12月25日より運輸営業を開始する。各駅間の運賃を別表の通り定める」と記されています。当時、現在のJR根室本線は北海道官設鉄道で、道庁鉄道部が管理していました。

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