企画展「厚内の博物学者 和歌山満のしごと」展

浦幌町の厚内出身で、千葉県松戸市の中学校理科教師をしていた故和歌山満さん。浦幌の人々からは、退職して厚内へ戻って来られてからも「和歌山先生」と呼ばれていました。
和歌山先生は、天体観測から貝類相調査、植物フェノロジー調査まで、幅広く地域の自然を調査研究した「博物学者」でした。
先生は2020年に急逝されましたが、浦幌町立博物館ではご遺族の了承のもと、残された蔵書や標本、資料類を一括して受け入れ、扱いを委ねられました。整理作業はいまも続いています。

本展では、和歌山先生が当館の紀要へ発表した報告を中心に、写真や標本、手紙やメモなどを展示して、先生のしごとを振り返ります。

同時に、和歌山先生のような地域の「博物学者」が少なくなってきている現状について紹介します。地域の博物学と、それを担う博物学者の育成について、関心を持つきっかけにしていただければ幸いです。

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