
道南の今金町で開発され、重労働だった播種作業から人々を解放し、一躍全道そしてブラジル移民にまで広まった上田式豆播器。北海道独自の農機具である「上田式」は、しかしその存在や実態が知られて居らず、民具や農機具の文献にも登場しません。
各地から「上田式」を集めて展示すると共に、普及の過程で小規模な形態変化を繰り返した「上田式」を事例に、博物館が同じような民具をたくさん集める意義と課題について紹介します。
期間:2025年7月26日(土)〜9月28日(日)
場所:浦幌町立博物館特別展示ホール
主催:浦幌町立博物館
後援:道東三管内博物館施設等連絡協議会・十勝管内博物館学芸職員等協議会
協力:北海道博物館、今金町教育委員会、芽室町教育委員会、幕別町教育委員会、安平町教育委員会、厚真町教育委員会、富良野市博物館、 美幌博物館、北海道博物館協会学芸職員部会
※シンポジウム:科学研究費補助金基盤研究(C)『「民俗資料」の収集保存基準と検索名称の開発:工場部品から日記まで』(研究代表者:宇仁義和)

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