夜学講座「十勝縦断生物誌展を振り返る」

2023年夏の帯広百年記念館企画展「十勝縦断生物誌」は、上士幌町のひがし大雪自然館と共に、浦幌町立博物館や釧路市立博物館が開催に協力をしました。

当館からも、たくさんの標本が帯広へ出展し、あらためて十勝平野における生物相の豊かさを実感いただく展示となりました。

協力館として、帯広で開催された「十勝縦断生物誌」展を振り返り、十勝平野の生物誌の意義を考えます。

日時:2023年11月8日(水)19:00〜20:00

場所:浦幌町立博物館 展示室

入場無料・申し込み不要

エゾエンゴサクの葉形変異を紹介した展示。同じ日に同じ本別公園で採集された「白糠丘陵型」のエゾエンゴサクの、実にさまざまな葉の形を説明している。
「日本の重要湿地」にも選ばれている十勝川下流域。ここに生息する鳥類の多様性を剥製で紹介。ハクガン幼鳥とウズラは、浦幌町立博物館から展示しました。
釧路市立博物館から展示したオサムシコレクション。オサムシは飛ばないため、各生息地域ごとに微妙な形態の変異が知られており、その多様性を数多くの昆虫標本で紹介しています。
3体のヒグマの剥製のうち2体を浦幌町立博物館から展示しました。奥の小さな個体は大正時代に上浦幌で採集された個体で、十勝平野に現存する採集情報のはっきりしたヒグマ標本の中では最古のものと考えられています。

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