「博物館の設置及び運営上の望ましい基準」では、博物館の基本的運営方針を策定し公表することが求められています(第三条)。
そこで当館では、毎年度に運営方針を策定しています。
▶2023(令和5)年度浦幌町立博物館運営方針
浦幌を中心とする東十勝や白糠丘陵一帯の歴史、文化、自然史の資料保存拠点、研究拠点、情報発信拠点として、浦幌町立博物館は次のような活動を展開します。
1.改正博物館法の施行により、博物館が社会教育法にもとづく社会教育施設であるとともに、文化芸術基本法にもとづく文化施設としての役割をも持つことになることに鑑み、町民の学習の場としてだけでなく、浦幌町を訪れる、また浦幌町について知りたいと思う人々に、わかりやすく地域の歴史・文化・自然史に関する情報を提供できるよう、教育普及事業の遂行や資料・研究情報の発信に努めます。
2.浦幌町立博物館が登録博物館として適切に博物館の使命を遂行できるよう、施設の管理・運営に関する館長・学芸員・事務職員の3者による事務執行体制の見直しと再建をはかり、円滑で適切な博物館運営を目指します。
3.地域資料の収集、収蔵資料の整理・登録、調査研究活動など、博物館活動の土台となる作業を重視した事業遂行に努めます。
4.図書館との複合施設である当館のメリットを活かし、事業やレファレンス、地域資料の収集や、収蔵資料の有効活用、情報発信など、共同で推進できる体制の構築をはかります。。
5.町内のさまざまな学術資源を、新規に文化財等として指定するとともに、それらの保全と活用をはかる取り組みを進めます。
6.アイヌ施策推進法の考え方にもとづき、ラポロアイヌネイションやアイヌ民族文化財団と連携して、アイヌ民族の歴史や文化を発信する活動に取り組みます。
7.「国際博物館の日」や「文化財保護強調月間」「近代化遺産の日」などを軸に、全国の博物館や文化機関と連携した、多様な博物館事業を展開していきます。
8.次世代へつなぐ博物館のあり方について議論し、課題を整理して将来に備えます。
(2023年2月28日開催「令和4年度第3回浦幌町立博物館協議会」にて採択)
▶令和4年度博物館運営方針の自己点検評価について
令和4年度の浦幌町立博物館運営方針が、どの程度達成できたか?またはできなかったのか?について、簡単ではありますが、自己点検評価を行ないました。
下記からPDFでダウンロードできます。